人権尊重とダイバーシティの取組み
目次
- サンケングループの人権・労働に対する基本的な考え方
- サンケングループ 人権方針
- 人権尊重への取組み
- ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン
- 女性社員インタビュー
- 男性社員インタビュー
- サンケングループ初の女性役員にインタビュー
サンケングループの人権・労働に対する基本的な考え方
サンケングループは、国際連合の「ビジネスと人権に関する指導原則」「国際人権章典」並びに国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」「子どもの権利とビジネス原則」をはじめとした人権に関する国際的な規範・原則を支持し、人権尊重に取り組みます。2022年11月に「サンケングループ人権方針」を制定したほか、「コンダクトガイドライン」を改訂し、国内外の全グループ会社に周知しました。 製品やサービスを通じて、人々の心身の健康と持続可能な社会を実現するため、自社従業員に加えて、サプライチェーンにおけるすべての働く人々が尊厳と平等の中で働くための条件を提供することを目指しています。
サンケングループ 人権方針
昨今、経済活動の発展・複雑化・グローバル化に伴い、企業として社会的に要請される「人権尊重」の重要性が増しています。当社およびサンケングループでは、「 国連指導原則」に則り、人権に対する企業としての基本的な考え(人権方針)を示し、施策の実施とその効果を精査することで「人権を尊重する体制」を構築してまいります。
人権尊重への取組み
サンケングループでは人権尊重への取組みをより確実なものとするため、社員・管理職に対するハラスメント防止に関する教育を定期的に実施しています。また、お取引先さまに対して人権に関するCSR調査等を行い、課題がある部分については改善をお願いしています。また今後はグループ全体での人権リスクの把握に努め、課題を抽出して対応を行う予定としています。これら人権擁護に関する課題は、サステナビリティ委員会及びその下部のガバナンス部会及び社会部会で審議され経営に報告される仕組みとなっています。
人権デュー・ディリジェンス
- 1. 当社の事業活動によって影響を受ける人々の人権を尊重するために、22年11月に「サンケングループ人権方針」を制定、人権DDのプロセスを確立すべく、 人権影響評価を進めています。24年度には、国内自社の人権課題の特定を行いました。
- 2. 人権影響評価を行った結果、事業環境上、国内において発生可能性が想定される、労働安全衛生・ハラスメント・長時間労働を、当社における重要な人権課題と特定しました。
- 3. 当社は、人権取組にあたり、ライツホルダーの視点を取り入れる重要性を認識しており、それらのステークホルダーの皆さまとの対話・協議に努めています。
- 4. 今後は、国内自社の対策の実施に加え、海外子会社、サプライヤーに対しても人権影響評価を実施する予定であり、継続的にDDを推進していきます。

労働環境向上への取組み
労働環境向上については基本的な労働条件の適切な管理、安全な職場環境の創出、社員の健康の増進、すべての社員が能力を発揮しイキイキと働く、成長を実感できるといった項目をテーマとして安全管理・健康増進・ダイバーシティ推進・働き方改革に取組んでいます。
これらの動きはサステナビリティ委員会の下部組織である社会部会に「安全健康推進チーム」・「ダイバーシティ推進チーム」を設置し改善を進めています。
いじめやハラスメント事案への対処
当社では、いじめやハラスメントを含む不適切な行為を未然に防止し、早期に是正するため、守秘義務および匿名性が担保された内部通報制度を設けています。当該制度は、従業員が安心して相談・通報できる仕組みとして、社外の第三者機関も活用し運用しています。 また、管理職を対象に、いじめやハラスメントの防止、相談対応および事案発生時の適切な取扱いに関する研修を実施し、職場におけるハラスメント防止意識の向上と適正なマネジメントの徹底を図っています。
ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン
当社および国内グループ各社におけるダイバーシティの推進は、持続的に成長できる強い企業になるための経営戦略の一つです。
国籍や文化、性別、年齢、障がいの有無、職歴、価値観など属性にかかわらず、個を尊重し、認め合い、公平性を保つことでそれぞれの能力を最大限に発揮できる職場環境づくりを進め、新しい価値創出を目指します。
サンケン電気グループの大切にしたい価値観
社員(国籍、性別、年齢、職種にかかわらず)すべての人がダイバーシティの目的を理解し一人ひとりが等しく尊重されることをめざす。
そのために以下の考え方を大切にする。
- お互いを尊重し認め合おう
- 互いが成長するために前向きな言葉をかけあっていこう
- ワークライフバランスを大切にしよう
マネジメント研修の実施
ダイバーシティ推進活動の一環として、2023年2月にサンケングループの経営層から順次、管理職に対して「ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン マネジメント研修」を実施し、経営層を含む管理職69名が受講しました。
2023年度も継続して、管理職205名を対象に実施しています。ダイバーシティの考え方の理解や、無意識のバイアスを排除したマネジメントを実践してもらうため、本社、国内グループ会社の管理職に対し、2018年度から研修を実施しています。
男性育児休職制度の拡充
サンケングループでは2023年4月より、男性社員の育児休職に向けて1カ月の有給休暇取得を可能とするなど制度面での充実を図っています。そのほか、男性育児休職取得を促進するべくEラーニングを実施。
サンケングループ全体で2,861名が受講しました(受講率96%。2023年6月時点)。
女性キャリア支援
上司と選抜メンバーが作成した『育成計画』に基づいて、上司には、定期的な育成進捗や計画のフォローを実施し、メンバーには、外部講師による知識習得や人脈形成等を支援する事で、戦略的に成長環境をつくっています。
女性社員インタビュー
世界の産業機器・車載用機器に使用する高圧IPMで省エネルギーに貢献

車載及び産業機器全般に使われている高圧IPMは、3相モータ駆動用でその開発を担当しています。現在は製品のバリエーションも増え、多数のお客様へ拡販を進めています。産機向けは、IPMとしては初めての製品なので、国内・海外問わず、展開を待つ状況です。産機の用途としてスイッチング損失の低減とモータ効率の向上により、省エネルギーへ貢献しています。車載用途に関しては、車の電動化により、小型化及びモータ効率改善でこれも省エネルギーに貢献しています。
職場はフリーアドレス化・フレックスタイムを実施しているので、自由な雰囲気で仕事を行っていますが、メリハリもあり、とてもやりがいを感じています。
プライベートでは育児に奮闘している中で、子供の教育関係に興味を持つようになりました。故郷の韓国料理を得意としていますが、キムチをはじめ様々な献立をアレンジして毎日の食卓を明るくする事ができています。
男性社員インタビュー
育休取得という新たな一歩が与えてくれた、心のワークライフバランス

N・Aさん
2019年年末に長女が生まれ、私の家族構成は、妻、未就学児の長男、長女の4人になりました。当初は妻が子供2人の面倒を見てくれていましたが、出産直後の身体への負担と、コロナ禍の影響での遠方在住の父母へ援助のお願いも出来なくなり、育児休職の取得を決断しました。
育児休職取得を検討している際は、長期期休暇を取得することで仕事に関するの評価等が気がかりでしたが、私の従弟が長期育児休暇(6か月)を取得している事や、父との相談などを経て、周辺の評価、評判を気にするよりも「家庭の今が大切だ」という気持ちになり、育児休職を取得する事を決意しました。
職場復帰は、2020年6月から半年ぶりでの復帰でしたが、最初に心配していた支障などもなく、育休取得前と変わらずに復職ができあの時の選択は正解だったと感じました。
実際の子育ては、想定していた以上に身体的・精神的に負担が大きいですが、育休取得によって子育てを分担出来た事は、これからの夫婦関係においても、何より私の経験としても非常に有意義だったのではないかと感じております。
サンケングループ初の女性役員にインタビュー
「一つの花が咲くだけでは春では無い。すべての花が咲き庭園いっぱいに良い香りが漂う」
董事 C・Rさん
今年の3月、法政大学の山中優子総長の講演を聞く機会が有りました。
主な内容は「多様性」。そのなかで、人種/性別/民族等、差別をしない事、個性を尊重する事が多様性である。
色々な人達が居て、良い所を集結すれば新しい創造が生まれ、良い成績を出す事ができる。私も深く同感しました。
大連サンケン電気の発展を振り返ると、「中国のスピード」「日本の厳密さ」、「男性は果敢」、「女性は 細やかな配慮」と「多様性」を活用してきました。
今回、サンケングループのなかで初めての女性董事となり、感慨深く感じております。
サンケングループには、多様性推進の考え方が有り、私も充分に自己の特徴を発揮しグループ発展のために貢献します。私の名前は「蓮花」と書きます。最後に中国の詩を紹介します。
「一つの花が咲くだけでは春では無い。すべての花が咲き庭園いっぱいに良い香りが漂う」