2025年:ニュース ISO26262 開発プロセス認証取得(ASIL D対応)

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自動車の電気・電子システムに関する機能安全規格:ISO26262 開発プロセス認証取得

サンケン電気株式会社

サンケン電気株式会社(以下当社)は、2025年5月23日に自動車向けの機能安全規格である「ISO26262」の開発プロセス認証を、ドイツの第三者認証機関であるSGS-TÜV Saar GmbHより取得し、8月20日に認証書を授与されました。
当社の車載向け半導体デバイスの開発プロセスが、ISO26262の中で最も厳しいレベルである「ASIL D」まで対応していることが今回の認証で認められました。
自動車は自動運転に見られるようにシステムが複雑化してきており、安全への要求がますます高くなっています。 それに伴い半導体デバイスメーカーにも安全性を担保するための仕組みに関しての説明責任が求められてきております。
今回ASIL Dまでの開発プロセス認証を取得したことにより、当社の半導体デバイスが今後要求される安全性の高い車載システムにも対応できることが認められました。
当社はエンジン関係のデバイスやEPS(電動パワーステアリング)、ヘッドランプ点灯回路関係など、自動車の安全に関わる多くの半導体デバイスを市場に供給してきました。
当社の機能安全開発プロセスに基づいた半導体デバイスを新たに市場に供給させていただくことで、これまで以上に車載システムの安全に貢献していく所存です。
 
認証取得の授与式では、SGSジャパン株式会社 代表取締役 顔 立新様より次の内容の祝辞をいただきました。
「サンケン電気株式会社は、機能安全開発を進める上で今後益々重要になる、ISO26262のプロセス認証を取得されました。今回のISO26262プロセス認証取得は、サンケン電気株式会社の長年の活動において一つの大きな達成点であり、一重に、開発者の機能安全対応に取り組む意識と意欲の高さの賜物だと感じております。自動運転や電気自動車が普及していく中、半導体業界も競争と進歩が目覚ましく活発化しており、今回の機能安全プロセス認証は、サンケン電気株式会社の車載半導体製品の品質と安全性の高さを証明する結果であり、業界のリーディングカンパニーとして大きく貢献すると言えるでしょう。」

当社 技術開発本部 本部長 福田 光伸のコメント
「サンケン電気における車載EVビジネスの拡大にあたり、今回の認証取得は非常に重要な意味を持つものです。長期間にわたり、社内で真摯に対応を進めてまいりました。今後も、確かな品質の製品を提供し続けるために、引き続き確実な対応を行ってまいります。今後とも、SGS様のご指導を賜りながら、さらなる品質向上に努めてまいります。」


認証書授与の様子
認証書授与の様子

認証書
認証書
 
   

『ISO関連データ』へのリンク : https://www.sanken-ele.co.jp/corp/csr/iso-9001.htm

以上

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