入社当初、私は半導体のことを何も分かっていませんでした。「『半分』導体って、何?」という始末で、知識はゼロ。半年間の新人研修を通じて半導体の基礎を学び、現在の部署に配属され、まずは先輩についてお客様を訪問して少しずつ知識を増やしていきました。入社して4年余り経った現在も、製品知識の乏しさを痛感することがあります。それでもがむしゃらに仕事に取り組んでいることが認められたのか、大きな取引のあるお客様の担当に抜擢されました。そのお客様は十年来、先輩が担当しており、以前から「後継者として考えている」と言われていました。期待されている嬉しさが半分、私が担当になって売り上げが落ちたらと思うとプレッシャーが半分。期待に応えられるよう、これまで以上に仕事に力を入れています。
そのお客様は、自動車メーカーに中核的な部品を納めている部品メーカーです。私の仕事は、その部品に使われる車載向けデバイスの営業です。車載製品は電動化が進んでいます。お客様の需要動向等を常に把握し、市場の需要を的確に捉えた製品開発をスピーディーに社内に促す事も、営業の大切な役割です。また、仕事をしていると、自身の成長を感じられる瞬間があります。お客様から製品の提案を求められる機会が増えてきた時や、お客様の困りごとや課題を一緒に考え、解決に向けた提案をした時などです。そういった時は、例え提案が採用に至らなかったとしても「助かったよ、ありがとう」と声をかけていただけることも多くなりました。自分の成長だけでなく、信頼関係が築けてきたと感じる瞬間ですね。この関係性を維持しながら、売り上げ拡大に寄与していきたいです。
将来の目標は、入社時から抱いている中国ビジネスで大きな成果を上げることです。中国はサンケン電気の様々な製品を売り込める市場であり、正にビッグビジネスに携われるチャンスがあります。中国語が堪能というだけではビジネスで通用しませんから、国内営業で実績を積み上げていかねば、と考えています。サンケン電気の営業の魅力は、未来を見据え次世代トレンドを感知しながら、お客様とともに新たなチャレンジをすることにあります。近い将来には、そのチャレンジを中国という舞台で取り組んでみたいと考えています。