PERSON #05

専攻だけではなく「働き方」
でも選んで正解だった

E.K.
素子量産統括部 量産技術部
2014年入社 応用化学・生物化学系専攻
地元が群馬ということもあり、関東圏の企業を中心に就職活動を開始。当初は専攻を生かせる製薬・化学・化粧品メーカーなど希望していた。自分が長期的に働いていくという視点で会社を選んだ時、幅広いマーケットを持ち、かつ女性も活躍しているというサンケン電気の魅力に惹かれた。「半導体の知識はゼロだけど、要はやる気次第。専門知識とは別に、私個人の人間性を評価して貰えたとも感じた。ここなら自分の力を活かせるかも。」と考え、入社へ。

生産現場で学んだ「三現主義」の重要性

入社当初は、ウェーハの品質や解析に関わる部署に配属され、品質改善や歩留まり向上に向けた解析業務に取り組んでいました。3年目には現場を知るために、ウェーハの主力工場である山形サンケンに4ヶ月間勤務。「現場・現物・現実」を重視する三現主義を学びながら、現場に近い立ち位置で品質改善に取り組みました。データだけを見て判断するのではなく、実際の現場や事実を把握することの重要性が身につきました。本社に戻ってからは、工場に対してウェーハの量産に関するあらゆる面のフォローを行ったり、本社設計部門からの問い合わせに対応したりするなど、工場と本社の架け橋となれる様に仕事に取り組んでいます。

「現場の視点」で社内の表彰制度で1位に

サンケン電気には年に1度、社内「表彰制度」があります。日々の業務に埋もれている技術力や生産性向上につながるようなテーマ、将来会社の業績に貢献できるようなテーマを遂行し、その結果と貢献度によって表彰と報奨金が得られる制度です。私は2017年度に「ウェーハ出荷基準の適正化による安定生産への貢献」をテーマにエントリーしたところ、ありがたいことに1位に選ばれました。表彰されたテーマは、今まで経験として受け継がれてきた社内ルールを大きく見直す提案でしたが、グループ会社の山形サンケンで学んだ「三現主義」が役立ちました。もちろん、私一人の力ではなく、一年間周りの人に支えられテーマを進められたお陰です。山形サンケンでの経験が、今の業務にも活かされています。

生産性を意識して時短で勤務

2018年10月から産休・育休を取得し、2019年5月に職場復帰しました。育休は最長で子供が満2歳に到達するまで取得できるのですが、子供の保育園入園の都合もあり、早めの復帰となりました。復帰後は育児短時間勤務制度(以下、時短)を活用して働いています。ちなみにこの制度は、希望すれば子供が小学校を卒業するまで使うことができます。フレックスタイム制度を利用し、9時に出勤し、16時に退勤する毎日です。育児や家事などの家庭と仕事の両立は簡単ではありませんが、職場の方々の理解もありほとんど不自由は感じていません。それよりも時短で働くことで仕事の生産性を強く意識するようになり、以前より仕事を効率的に進められるようになったと感じています。専攻だけではなく、働き方にもフォーカスしてサンケン電気を選んで正解だったと感じています。

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