PERSON #04

グローバルな視点を持ち
半導体検査の第一線で活躍

H.W.C.
ものづくり開発センター 生産改革部
2020年入社 機械工学系専攻
マレーシアで生まれ育った私が大学留学のために来日したのは、日本の文化に憧れがあったためでした。両親も日本が大好きで、私の進路を応援してくれました。卒業後もそのまま日本で就職することを決断。メーカーを中心に就職活動を進めました。サンケン電気に決めたのは、半導体を通じて大きな社会貢献をしていることと、説明会で接した社員の人柄の素晴らしさに惹かれたことが理由です。外国籍社員が多いことも決め手になりました。

品質を守る“最後の砦”

半導体製造工程の最後を担うのが、出荷前に行われる検査です。要求される電気的特性を満たしているかなどについてテスターで検査し、問題がないことを確認できてから出荷となります。いわば半導体の品質を担保する、最後の砦といえるでしょう。私はこの検査の担当として、半導体製造の後工程を担う関連会社の石川サンケンの工場向けにテスターの設計や検査システムの立ち上げ、デバッグ等の業務に携わっています。印加※できないなどの大きなトラブルが発生したときは、テスターメーカーと連携してその解決にも取り組みます。石川工場への出張は頻繁にあり、長いときは石川滞在が1ヵ月に及ぶことも。検査という工程自体は目立たないものかもしれませんが、半導体の品質を守っているという自覚は大きなやりがいとなっています。

※印加
装置に信号を送ったり、電圧を加えたりすること。

異なる価値観を認め合い、違いを楽しむ

サンケン電気では外国籍社員が多数在籍しているため、入社に際して不安はまったくありませんでした。実際、職場の仲間はみんな優しく接してくれており、違和感を覚えたり不便さを感じたりするようなことはまったくありません。オープンかつフラットなカルチャーであることに加え、グローバルに事業を展開していることから国籍の違う人とのコミュニケーションが当たり前ということも背景にあると思います。一緒に入社した外国籍社員は私を含めて4人。私の他に中国、韓国、ラオスの社員がいます。当然価値観も様々で、お互いに多様な考え方に触れながら、その違いを当たり前のこととして受け止めています。事業や技術がグローバル化するにつれてエンジニアが国境を越えて働くのは、もはや当たり前となりました。語学力はエンジニアにとって今や必須のスキルです。

いつかは海外拠点の最前線へ

現在私が検査を担当している製品は数種類です。今後はもっと多様な製品の検査に携わり、検査課全体の業務に精通するようになりたいと考えています。また海外拠点での検査システムの立ち上げにも挑戦したいと思います。具体的にはサンケン電気で最も大規模な工場である中国・大連の工場に興味があります。スケールが大きいだけにテストの点数も膨大でしょう。ぜひその最前線で、蓄積してきた経験と技術を発揮してみたいと考えています。またサンケン電気は福利厚生制度が充実しており、有給休暇も気兼ねなく取得できる環境です。外国籍社員の母国への帰省にも不自由は感じないでしょう。こうした魅力をぜひ大勢の方に知っていただきたいと思います。

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