PERSON #03

100年に1度の変革期に対応し、
新技術開発に挑む

T.K.
パワーデバイス開発統括部 車載IC開発部
2015年入社 電子・機械工学系専攻
「就職するなら医療機器・機械メーカー」と、考えていたが、大学内で開催された就活イベントでサンケン電気を知ったことが入社を意識するきっかけだった。ブースでの説明は懇切丁寧で好感が持て、その後の面接等でも好印象は変わらなかった。現在はエンジニアも服装はカジュアルでOKだが、当時は作業服。「逆にそれが理系感というか、メーカーらしくて気に入りました」。グループ会社の山形サンケン(株)、石川サンケン(株)で工場実習を経験し、現部署に配属された。

CASEの時代を迎えた自動車業界に対応

現在の担当業務は自動車に搭載されるIC製品の設計・開発。CADを使用し、回路設計や試作品の評価を行っています。自動車業界は100年に1度の変革期を迎えていると言われています。「つながる」「自動運転」「シェア・サービス」「電動化」の英語の頭文字を取って、CASEの時代とも呼ばれています。当然、私たちが設計・開発するIC製品も新たな技術が要求されています。自動運転で言えば、小さな誤動作も人の命に関わってきますから、より高い信頼性が求められます。そのため、私の部署では安全性能や環境性能の向上を主なテーマとして、自動運転や環境対応車(エコカー)の高度化システムへの対応に取り組んでいます。

目標となる先輩エンジニアの存在

私が担当した製品で、設計した回路が通常の温度では問題なく動くのですが温度が高い条件でのみ誤動作が発生するという難問が起こりました。当初は何とか自分で解決しようと模索していたのですが、結果的には先輩の知恵を借りることに。先輩に相談してみたところ、その先輩は回路が頭の中に浮かぶのか、誤動作がどのようなメカニズムで起きているのかを説明しつつ、いくつかの解決案とそれぞれの案がどんな結果になるかまで、的確に示してくれました。散々ひとりで悩んだあとに質問したので、先輩がすらすらと答えてくれた姿に舌を巻きました。近い将来、自分もその先輩のような周囲に一目置かれる存在になりたいと考えています。

常に最新技術に関わっていたい

その先輩だけではなく、社内にはエンジニアとしてロールモデルになる先輩が大勢います。各部門に必ずスペシャリストがいて、相談すれば直接自分の仕事に関係なくてもアドバイスをしてもらえます。エンジニアとして成長するには最高の環境と言えます。もちろん、人に頼るばかりではなく、私自身もスキルアップを目指し、目の前の課題を解決する努力を重ねているつもりです。ここ数年の自動車を見て分かる通り、技術革新は著しいです。しかし、最新技術も構想から世の中に出るまで、相当な年月を要しているのも事実。何が必要とされ、どのような製品があれば問題が解決されるのか。構想の段階から最新技術を自ら考えられるエンジニアになるのが目標です。

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