社長あいさつ

「 お客様の信頼と期待に応える”ものづくり工場” 」をめざして

 サンケン電気は、最先端のパワー変換技術やモーションコントロール技術等を基に、省エネルギー・ソリューションの提供により、グローバル市場で確固たる競争力を有する会社です。2021年度より、パワーモジュール、パワーデバイス、センサー等の半導体専業メーカーとして新たなスタートを切りました。自動車やエアコン、テレビなど身近なものの中にサンケン電気の製品が使用され、人々の暮らしを70年以上に亘って支えてきました。

当社は、1978年(昭和53年)の創立以来、サンケン電気の一員として独自のパッケージング技術を駆使し、高品質・高機能・高効率、そしてお客様のニーズに合った製品を生産することによりエレクトロニクス産業の成長と地域社会の振興に寄与してまいりました。当社の製品は自動車、白物家電、産業機器などの幅広い分野でご使用していただいています。

 サンケン電気グループは、2021年4月に3ヵ年の中期経営計画(21 中計)をスタートしてまいりました。21中計のスローガンは「Power Electronics for Your Innovat!on」と表現し、「お客さまのイノベーションのために、社員一人ひとりのイノベーションのために、そして、社会のイノベーションのために、サンケン電気はパワーエレクトロニクスを通じて貢献していく企業になる」という意志を込めています。

 当社の21中計では、我々の思いを『お客様の信頼と期待に応える”ものづくり工場”』というスローガンに表現しています。革新的ものづくりの実現に向けて、常に挑戦するヤル気に満ちた現場づくり、成長戦略の実現に向けた技術課題の克服、グローバル市場での要求に応えるための調達から生産・販売におけるサンケン電気グループ一丸のグローバル展開などの活動により、世界に認められる製品を提供できる体制を目指して、皆様から信頼され期待される企業へと邁進する意志を込めています。

 近年、ITやAIなどの技術革新のほか、地球温暖化に伴う気候変動や異常気象、台風や地震といった災害、新型コロナウイルスの流行、政治不安やテロ、戦争など、あらゆるものを取り巻く環境が複雑さを増し、将来の予測が困難な状況は、想像以上のスピードで物事が不可逆的に変化しています。 まさに現代は、Super VUCAの時代に突入してきていると言われています。このような時代の変化に対応すべく、事業活動と企業としての社会的存在価値の向上を一体化させた「ESG 経営」を着実に実施する事の重要性が高まっています。当社は、環境(E)については、再生可能エネルギーの推進として、太陽光発電システムの導入やCO2フリー電力への切り替え等の取り組みにより脱炭素社会の実現に貢献してまいります。社会(S)については、「働きやすさの価値を創造する」という考え方のもと、社員の健康増進、ワーク・ライフ・バランスの向上、ダイバーシティの推進などに取り組んでいます。ガバナンス(G)については、〈人権〉を尊重することが何よりも重要との認識をベースに、法令順守(コンプライアンス)の浸透を図っています。このような取り組みを通じて、すべてのステークホルダーの皆様から、これまで以上に「産業・経済・文化の発展に貢献する価値ある企業」と認めていただくと共に、「社員一人ひとりが尊重され、成長を実感できる企業」である事を社員や地域社会の方々と創っていけるよう邁進します。


代表取締役社長 岩田 誠 写真

代表取締役社長
岩田 誠