人財マネジメント

人財マネジメント

目次

  1. 人財マネジメントに対する基本的な考え方
  2. 働き方改革
  3. 業務改革
  4. 制度改革
  5. 人財開発
  6. 教育体系図
  7. 研修内容および受講者数実績(2022年度)
  8. 組織開発
  9. ユニフォームの自由化

人財マネジメントに対する基本的な考え方

サンケングループでは、「社員一人ひとりを尊重し、すべての社員に公平に接する」という経営理念のもと、事業と人・組織の好循環による成長を実現するため、社員のアイデンティティの尊重、多様な人財が挑戦できる環境の整備を進めています。

働き方改革

Happy Cycle

「Happy Cycle:サンケン電気とすべてのステークホルダーがHappyとなる循環を生み出している」をビジョンに制度改革、人財開発、組織開発などの「人財・働き方戦略」と、デジタル技術を積極的に活用した「サンケンDX戦略」を進めています。

このビジョンは、担当メンバーが繰り返し対話を重ねるなかで、心に触れ、お互いを包含しあう言葉として生まれました。これを基に、自分達の仕事のあり方を問い、定期的に見直しを実現していきます。

業務改革

業務改革において、業務の生産性向上のためにRPA(ロボットによる業務の自動化)を2019年10月より全面導入しています。

2021年よりAI-OCR(Optical Character Reader)と連携させ、抜本的な業務プロセス改善を順次実施しています。

また、「いつでも、どこでも、誰でも、誰とでも 安全に」をコンセプトに、会社という場所や時間、立場にとらわれないコミュニケーション手段としてITツールの0ffice365を積極的に活用し、社員の働き方の選択肢を広げています。

制度改革

制度改革においては、2018年6月より、労働組合および人事部門とともに「制度改革に関する検討協議会」を開催し、より効率的な働き方を協議してきました。
その結果、2019年4月に「在宅勤務(テレワーク)」、2019年8月には「時差勤務(セレクティブタイム)」、2021年10月よりコアタイム無しの「フレックスタイム制度」を導入しました。

単位:時間

2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
1人あたりの総労働時間(年間) 1,785 1,730 1,790 1,804 1,884
1人あたりの総労働時間(1日の換算値) 7.66 7.45 7.61 7.61 8.40

人財開発

「企業は人なり」といわれますが、独創的な発想、先進的な技術などは、まさに「人」から生まれます。当社は、人財育成・能力開発に強いこだわりを持ち、社員のキャリプラン形成に際し、個々のスキルマップを基軸に多面的・多段階的な育成プランを進めています。社員一人ひとりが主体的に学び・磨き続ける組織をつくり、成長支援を行うという方針のもと、必要とされる教育を体系化し、毎年、計画的に研修を実施するとともに、定期的な見直しを行っています。

人財育成ポリシー

  • ● 会社は、成長機会を提供し、自己研鑚・OJT・研修を基本とし、社員一人ひとりの成長を積極的にサポートしながら、「学ぶ風土」、「育てる風土」を醸成する。
  • ● 管理者は、部下の成長支援の責任がある。成長意欲の醸成、成長機会の提供、フィードバックを行うと共に、率先垂範し、自己成長に努める。
  • ●  社員は自己成長に責任を持ち、主体的・計画的に取り組む。
  • ●  管理職の部下育成力の強化、社員の成長・自立を支援する。

教育体系図

社員の成長が会社の成長につながるという考えのもと、2023年度より教育体系を刷新し、教育研修を積極的に行っています。

教育体系図

研修内容および受講者数実績(2022年度)

項目 内容
基礎教育 フレックス スタディー(フレスタ):若手社員を対象とした社員のビジネス基礎スキルの底上げを目指し、デジタル学習コンテンツ(動画)を使い、いつでも・どこでも学び、成長する楽しさを実感し、学習の習慣化に結びつける教育を2023年度より実施しています。
技術教育 Sanken Nexus School(Nスクール):「社員一人ひとりが繋がり(Nexus)、次世代の個人と会社の成長・成功に繋げる」という理念のもと、コアビジネスとなるパワー半導体について、理系・文系を問わず学ぶことができる基礎教育と、技術者がより専門的な技術知識を学ぶ実践教育を実施する「技術学校」として開校し、成長を支援する技術教育を2023年度より実施しています。
選抜研修 次世代リーダー研修:将来の経営幹部候補者を選抜し、経営者として必要な知識・視野・リーダーシップなどの習得のための研修を継続的かつ計画的に実施しています。  受講者数:10名
GCD(Global Career Development) 語学だけでなく、異文化におけるビジネス習慣、技術や知識習得のための海外研修を実施し、グローバル人財およびグローバルリーダーの育成に取り組んでいます。  受講者数(累計):29名
女性キャリア支援研修 ダイバーシティ推進の一環で、女性活躍推進のためのキャリア研修を2013年3月からサンケングループ共催で実施し、女性リーダー候補者の育成を取り組んでいます。  受講者数:16名
階層別研修 各階層にふさわしい知識を身につけるための研修を実施しています。昇格進級に伴った研修を実施することで、スムーズなキャリアアップを支援しています。
新入社員研修 学生から社会人へのマインドの切り替えや基本的なビジネスマナーを身につける研修に始まり、会社について理解を深めるための座学講座や生産実習を行います。
語学教育 グローバルな事業展開を支える人財を育成するため、語学教育を積極的に実施しています。英語はもちろん、それ以外の言語についても学ぶことができます。
キャリア研修 社員一人ひとりに合った将来のキャリアプランを見出すため、30代、50代と、年齢の節目に研修を行っています。

組織開発

組織開発では、一般社員から経営層まで、エネルギー高まる人と組織の活きた「つながりを育てる」事をミッションにしています。「心理的安全×コミュニケーション」「チームの議論と思考力×戦略的デザイン」「社会とのつながり×イノベーション」をキーワードに、ありたい未来を自ら創り出す組織文化への変革に全社で取組んでいます。

施策内容として、2018年度から毎年、社員満足度調査を実施し、その結果をもとに自分たちの部署をより良くするための意見交換や取組みを行っています。また、会議改革やグループ・コーチング、チームビルディングなど各種実践の場の設置、1on1や全社員による意見交換会など、課題を解決するための様々なアプローチを行っています。

ユニフォームの自由化

サンケン電気は、新しい取組みとして、ユニフォームの自由化を行いました。それぞれ仕事のスタイルや個性に合わせた服装で働いています。

本社食堂での休憩時の様子 ユニフォームの自由化
本社食堂での休憩時の様子
ものづくり開発センターでの風景
ものづくり開発センターでの風景