vm05シリーズ (SBT)

使用上の注意

設置・配線関連

インバータ容量選定 大きな始動トルクを必要とする場合は、インバータの容量を1枠上のものを選定してください。
配線 電源をインバータの出力端子U, V, W に印加するとインバータ部が破損します。電源投入前に配線ミスがないかチェックを入念に行ってください。
設置場所・周囲環境 高温、多湿、結露しやすい周囲環境および風綿、塵埃、腐食性のガス、研削液のミストおよび塩害などのある場所を避け、直射日光のあたらない換気のよい室内に設置してください。盤内に収納する場合には、インバータの周囲温度が許容温度内になるような冷却方式や盤寸法を決めてください。インバータ周囲温度が+30 ℃または+40 ℃を超える場合は、通風カバーをはずす必要があります。また、インバータ本体の表面は運転条件により、高温になりますので、不燃性材料に取り付けてください。
保守・点検 インバータの電源を遮断しても内蔵コンデンサの放電に時間がかかりますので、点検を行う際にはチャージランプ消灯後、テスタにて端子P, Xの電圧がDC30V以下であることを確認してから行ってください。コンデンサに電圧が残存しているため、感電のおそれがあります。
制御回路の配線方法 配線はツイストペアシールド線をご使用ください。また、周辺機器からの誘導を受けないよう、強電回路(主回路及びリレーシーケンス回路)と離して配線してください。
インバータ・モータ間の
配線距離
モータまでの配線距離が長い場合、各相の電線間の浮遊容量に流れる高周波電流の影響により、インバータが過熱したり、過電流トリップする場合があります。キャリア周波数の設定が、Cd051=130 以下では50m、Cd051=090 以下では100m、Cd051=040 以下では200m 以下としてください。
電線サイズ インバータとモータ間の配線距離が長い場合(特に低周波数出力時)には、ケーブルの電圧降下により、モータのトルクが低下しますので、十分太い電線で配線してください。
接地配線 インバータは接地端子を使って、確実に接地を行ってください。

周辺機器関連

配線用遮断器の設置 インバータの入力側には配線保護のため、配線用遮断器(MCCB)を設置してください。漏電ブレーカは、高周波対策品を使用してください。
入力側電磁接触器の適用 入力側電磁接触器(MC)による高頻度(1時間に1回以上)の開閉はしないでください。インバータ故障の原因になります。高頻度の運転・停止が必要な場合は、制御端子の信号入力で行ってください。
出力側電磁接触器の適用 原則として、インバータとモータの間に電磁接触器を設けて、運転中のON/OFFはしないでください。商用電源への切替えなどのためにインバータの出力側へ電磁接触器を設置したときは、インバータとモータが停止しているときに行ってください。
力率改善用
進相コンデンサの廃止
インバータの入力側に力率改善用コンデンサは効果がありませんので設置しないでください。インバータの力率改善は交流リアクトルもしくは直流リアクトルで行ってください。また、インバータの出力側に力率改善用コンデンサは挿入しないでください。「過電流トリップ」が発生して運転できなくなります。
サーマルリレーの設置 インバータは電子サーマルによる保護機能をもっていますが、1台のインバータで複数台のモータを運転する場合には、個々のモータにサーマルリレーを設けてください。
電波障害
(高周波ノイズ)対策
インバータ主回路の入出力は高調波成分を含んでおり、インバータの近くで使用される通信機、ラジオ、センサに障害を与える場合があります。このような場合は、ノイズフィルタを取り付けることによって障害を小さくすることができます。また、インバータとモータ間および電源側の配線を金属管配線にし、金属管を接地することも有効です。

モータ関連

絶縁耐圧 IGBT 使用の電圧形PWM 方式のインバータで400V 級モータを使用する場合には、ケーブル長などに起因するサージ電圧によりモータ巻線の絶縁劣化を起こす可能性があります。絶縁強化されたモータの採用をご検討ください。
温度上昇 インバータで汎用モータを運転すると、商用電源で運転した場合に比べ若干温度が高くなります。また、低速域では冷却効果が低下しますので、許容出力トルクは低下します。他力通風ファンを備えたモータをご使用ください。
振動 機械系を含めた固有振動数により共振することがあります。防振ゴムの設置やインバータの周波数ジャンプ機能が有効です。
騒音 インバータで汎用モータを運転すると、商用電源で運転した場合に比較して多少騒音が大きくなります。騒音低減のためには、インバータのキャリア周波数を高く設定してください。また、60Hz 以上で高速運転では風切り音が顕著になります。

特殊モータへの適用

ギヤードモータ 潤滑方式やメーカにより連続使用回転範囲が異なります。(特にオイル潤滑方式の低周波数域にご注意ください)
ブレーキモータ ブレーキ用電源の独立したブレーキ付モータを使用してください。ブレーキ用電源はインバータの一次側電源に接続して、ブレーキ動作時(モータ停止)時はフリーラン指令(多機能入力端子への“MBS”割り付け)を利用してインバータ出力をOFF としてください。
水中モータ
水中ポンプ
定格電流が汎用モータに比べ大きくなっておりますので、インバータを選定される時はモータ定格電流を確認のうえインバータの容量を選定してください。
防爆型モータ 防爆型モータを駆動する場合は、インバータとモータの組合せであらかじめ防爆検定を受けたものを使用する必要があります。
同期モータ モータの種類に合った仕様で設計する場合が多いため、インバータ選定時にはご相談ください。
単相モータ 単相モータはインバータによる可変速運転に適していませんので三相モータをご使用ください。
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