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2016年

PMBus対応12V系中間バス用大容量POLコンバータ
「BR211」を開発

2016年2月22日
BR211

サンケン電気株式会社は、ハイエンドプロセッサや大規模FPGAのコア電圧供給に最適な大容量POLコンバータモジュール「BR211」を開発し、2月22日からサンプル出荷を開始しました。サンプル価格(税抜き)は6,600円。量産出荷は2016年6月から、月産1万個の出荷を見込んでいます。

1. 開発背景

スマートフォンやクラウドサービスなどの急速な普及により情報量は増加の一途を辿っており、各種のICT機器はより高性能化が求められます。これに伴い、ICT機器の中核デバイスとして使用されるFPGA、DSP、MCUの制御電源は低電圧化、大電流化が余儀なくされ、激しい負荷変動が発生します。このため、制御電源として使用されるDC/DCコンバータには、低電圧化、大電流化、高速な負荷応答性能が求められています。

弊社は、FPGA、DSP、MCUの直近で低電圧・大電流の電力を供給するためのPOLコンバータとして、「BR211」を開発しました。回路設計と実装設計の最適化により優れた制御性能で、急速で激しい負荷変動に対して常に安定した電圧を供給できる、定格出力80Aを実現した高効率大容量POLコンバータモジュールです。良好なディレーティング特性を持ち、周囲温度70℃を超える高温環境下でも大電力を供給可能です。低圧大電流を消費する、ハイエンドプロセッサや大規模FPGAなどのコア電圧を供給するPOL電源として最適です。



2. 特長

(1) ハイパワー/高効率

定格出力80A、定格出力時効率87.6%を実現した大容量高効率POLコンバータモジュールです。

(2) 広い動作温度範囲

周囲温度‐40〜85℃の広い範囲で使用可能です。周囲温度85℃の高温環境下でも出力電流60A以上を連続して供給可能です。(強制風冷1.5m/sec、弊社測定環境条件にて)

(3) 省スペース

ハイエンド大規模FPGAのコア電圧供給用としては、業界標準サイズ50AクラスPOLコンバータモジュールを2並列使用が必要です。サンケンのBR211ならば1個のモジュールで主制御デバイスに電力を供給可能です。

定格電流 サイズ(mm) 並列数 占有面積(mm2) 占有面積比
業界標準50AクラスPOL 50A 33×22.9 2 1,511 1.22
BR211 80A 47.5×26.0 1 1,235 1

(4) PMBus通信対応

PMBus通信により各種パラメーターの書き込み/読み出しや、各種動作状態のモニタリングが可能です。
最新のハイエンドプロセッサや大規模FPGAが要求する最適コア電圧に、オンラインでリアルタイムにBR211の出力電圧を合わせることができるため、回路基板変更、回路定数調整などが不要です。また、特殊なツールや回路変更が不要で負荷デバイスの消費電流やBR211の温度をモニターすることができ、評価期間や評価費用の削減が可能です。

(5) その他の機能

  • 電源動作状態を監視可能なパワーグッド信号出力機能
  • 出力ON/OFF機能
  • リモートセンシング
  • ソフトスタート
  • 過電流保護


3. 用途

基幹通信機器、サーバー、ストレージ、半導体製造機器、ICテスター、画像処理機器、計測機器、など



4. 仕様概要

  • 入力電圧 :DC 9〜13.2V
  • 出力電流 :0〜80A
  • 出力電圧 :0.6〜2.0V
  • 回路方式 :同期整流型降圧チョッパインターリーブ制御
  • 使用温度 :-40〜+85℃
  • サイズ   :W 47.5mm、 D 26.0mm、 H 9.6mm

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営業本部営業企画統括部プロモーショングループ TEL:03-3986-6168


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