HOME > ニュース > 2010年 > 高効率94%のサーバ用電源を開発 日本初、「80PLUS プラチナグレード」に認定 並列冗長運転、ホットスワップなど機能も充実

2010年

高効率94%のサーバ用電源を開発
日本初、「80PLUS プラチナグレード」に認定
並列冗長運転、ホットスワップなど機能も充実

2010年8月23日

サンケン電気株式会社は、この出力電力クラス(600W)では業界最高水準となる高効率94%(※)を達成したサーバ用電源を開発、2011年1月より出荷を開始しますのでお知らせします。標準価格は1台50,000円(消費税込み)、2010年度 5,000台, 2011年度 50,000台を見込んでいます。
(※)入力230V、50%負荷時(以下同条件にて記載)。

1. 開発背景、製品概要

地球温暖化対策に社会的な関心が高まるなか、「グリーンIT」という新しいキーワードに注目が集まっています。グリーンITでは、データセンターにおけるIT機器やシステムの省エネ化、省資源化が課題で、特にその中心をなすサーバの省電力化がポイントになります。

サーバは、従来の据置型から、ラックマウウント型(複数台のサーバを1つの収納専用ラック棚に重ねて収納)やブレード型(ブレード=Blade=と呼ばれる薄型の抜き差し可能なサーバを複数台、1つのケースに収納)へと変化しています。これらはいずれも高密度・高集積化により一層の高機能化を図っているため、消費電力の増加に対しては、少しでも低消費電力のCPUやハードディスクなど搭載することで消費電力を抑えています。

こうした省エネニーズを背景に、当社では、主回路(PFC回路およびDC/DC回路)に、独自の制御回路(特許出願中)を新開発し採用することで変換効率の向上を図った結果、この出力電力クラス(600W)では業界最高(日本初:当社調べ)となる変換効率94%を達成したサーバ用電源を開発したもので、これにより、電源に対する世界的な省エネ認証基準「80PLUS(エイティプラス)」(※)において、日本初(当社調べ)となる最高レベルの「プラチナ」グレードに認定されました。

また本電源は、1Uサイズ(幅475mm×厚さ45mm×奥行540mm)のサーバに収納可能な小型・薄型サイズでありながら(幅110mm×厚さ40mm×奥行き315mm)、サーバに欠かせない並列冗長運転機能やホットスワップ機能(活性保守機能)なども標準装備しており、高信頼サーバシステムの構築に大きく貢献します。

(※)80PLUSプログラム(www.80plus.org)が推進する電気機器の省電力化プログラム
20〜100%負荷環境下の変換効率を「銅」「銀」「金」「プラチナ」で評価する。

負荷率 プラチナ
負荷20%のとき 81% 85% 88% 90%
負荷50%のとき 85% 89% 92% 94%
負荷100%のとき 81% 85% 88% 91%

2. 特徴

(1) ワイド入力、大出力

  • 入力:AC85〜264V
  • 出力:600W(12V、50A)

(2) 小型・薄型で1Uサイズサーバに最適

  • 幅110mm×厚さ40mm×奥行き315mm

(3) 低発熱

  • 強制空冷用ファン内蔵

(4) 高信頼

  • 並列冗長運転機能(n+1台分が可能)
  • ホットスワップ機能

(5) 高効率(入力230V、100%負荷時;93%以上、50%負荷時: 94%以上)

  • PFC部(整流ブリッジレス化、インターリーブ制御方式、AC同期整流方式)
  • DC/DC部(インターリーブ電流共振方式、同期整流方式)

(6) 小型・軽量

  • 放熱フィンの大幅削減
  • DC/DC部はフィンレス化
  • 実装面積の低減、製造性の簡易化(従来品比70%減)

(7) 低価格

  • 高額部品を用いることなく新回路にて高効率化を実現


以上

Copyright SANKEN ELECTRIC CO.,LTD.