HOME > ニュース > 2010年 > 電源回路の部品をフルモールドでモジュール化 超小型・薄型のモジュール電源を開発 デザイン、安規フリーで200W電源が容易に構成可能

2010年

電源回路の部品をフルモールドでモジュール化
超小型・薄型のモジュール電源を開発
デザイン、安規フリーで200W電源が容易に構成可能

2010年5月27日

1. 製品概要

TVやOA機器などの電源には、力率改善回路、DC/DCコンバータ回路、スタンバイ電源回路が設けられており、これらの回路は、ICやトランジスタ、ダイオード、トランス、コイルなど多数の部品を組み合わせて構成しています。

このたび、弊社では、これらの部品を、各回路毎に1パッケージにフルモールド化したオンボード型モジュール電源3製品を開発いたしました(力率改善モジュール、DC/DCコンバータモジュール、スタンバイモジュール)。

本モジュール電源は、実績のあるマルチチップ実装技術を応用してフルモールド化したもので、このクラスのモジュール電源としては世界初(当社調べ)の構造となります。

本モジュール電源により、従来の電源基板の面積は約2分の1に、高さは約3分の1に、質量は約2分の1に小型化・薄型化・軽量化を簡単に実現でき、また、電源システムの開発期間や設計工数の短縮を図れます。更には、電源を構成する多数の電子部品を一体化した本モジュール電源は、電源を構成する電子部品の調達・物流・管理に対する工数と費用の削減を図ることが可能となります。

サンプル価格は7,000円(力率改善モジュール電源)、9,000円(DC/DCコンバータモジュール電源)、4,000円(スタンバイモジュール電源)です。量産出荷は2010年10月より月産2万個でスタートし、2011年4月には月産10万個を見込んでいます。

2. 特徴※以下(1)〜(5)は3製品共通の特徴。

(1) 小型・薄型・軽量

  • 力率改善モジュール電源(樹脂部寸法:50×74×7.4mm、80g)
  • DC/DCコンバータモジュール電源(樹脂部寸法:50×74×7.4mm、85g)
  • スタンバイモジュール電源(樹脂部寸法:50×36×7.4mm、38g)

(2) デザインフリー

トランス、コイル、パワーMOSFET、制御回路、保護回路の全てを内蔵し、電源システムの心臓部である、力率改善回路、絶縁型DDコンバータ回路、スタンバイ回路の設計が不要。

(3) 簡易に電源システムの構成が可能

モジュール電源を組み合わせるだけで容易に電源システムの構成が可能。開発期間の短縮に貢献。

(4) 安全規格フリー

モジュール電源として安全規格を取得。個々の部品や回路で安全規格の確認を行う必要がなく、機器の安全規格申請の簡便化を実現。

(5) フルモールドパッケージ採用

このクラスのモジュール電源として、世界初(当社調べ)のフルモールド構造を採用。樹脂モールドの半導体と同等の防塵、防湿特性を実現。

(6) スタンバイモジュール電源…待機時低消費電力

  • オートバーストスタンバイ機能内蔵、起動抵抗を不要にする起動回路内蔵
  • 業界トップクラスの低無負荷時消費電力(約25mW)を実現

(7) DC/DCコンバータモジュール電源…絶縁型、高効率

約93%の高効率を実現

3. 製品仕様

1. 力率改善モジュール電源(SP22H38ATA)

項目 定格値 単位
入力電圧 AC85〜265 V
出力電圧 DC385 V
出力電流 0.58 A

2. DC/DCコンバータモジュール電源(SD20M24ATA)

項目 定格値 単位
入力電圧 DC330〜430 V
出力電圧 DC24 V
出力電流 8.4 A

3. スタンバイモジュール電源(SS10L33ATA)

項目 定格値 単位
入力電圧 DC100〜410 V
出力電圧 DC3.3 V
出力電流 3.0 A

以上

Copyright SANKEN ELECTRIC CO.,LTD.