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2010年

業界初・エッジ型CCFLバックライトを商品化
〜消費電力をLEDテレビと同等に削減〜

2010年2月22日

サンケン電気株式会社はこのほど、大光量・高効率を実現した第4世代CCFL(冷陰極蛍光管)を開発、本CCFLを「エッジ型」バックライトにシステムとして組み入れることでスリム且つ32インチ以上の大型液晶テレビの消費電力を大幅に低減した「エッジ型」CCFLバックライトを業界で初めて商品化しました。当社では周辺部を含めて新型バックライト・ユニットを構成し、来る3月1日よりシステムとしての提案を開始していきます。

1. 開発背景・製品概要

従来のCCFLバックライトは、CCFLの輝度効率から、液晶画面の裏側に数本〜数十本配置する「直下型」が主流でしたが、新たに開発した第4世代CCFLは管径が従来と同じくφ4.0ミリながら、1.低ガス圧化による発光効率の改善と最適化、2.大電流域でも寿命確保が可能な新電極の開発により、約2倍(当社従来品比)の大光量化が実現でき、業界で初めて液晶画面の上下に1本ずつ配置する「エッジ型」を可能にしました。

サンケン電気ではこのCCFLとともに、発光状態をフラット化して明るさを均一にし、高画質化する導光板も専用メーカーとともに改良し、光学シート、反射シート、シャーシー、ランプリフレクタなどの周辺部も取り込んでバックライト・ユニットをシステムとして構成・開発し、「エッジ型」としての最適なCCFL設計と周辺部設計を実現しました。

2. 今後の展開

液晶テレビは現在、<スリム><エコ>をキーコンセプトに開発がすすめられ、画面を背後から照らすためのバックライトも消費電力の削減と高画質化を背景にCCFLからLEDへと移行しつつありますが、本ユニットの商品化によって、1.バックライトの消費電力をLEDバックライトと同等以下の32Wと、現行の直下型バックライトと比べてほぼ半減することができるとともに、2.厚さも5ミリ(直下型では25〜35ミリ)とこれもLEDテレビとほぼ同等のスリム化が実現できます。しかもLEDバックライトの課題である3.コスト面ではLEDバックライトの2分の1以下に抑えることができます。

当社では液晶テレビに求められる<スリム><エコ>に加え、<ローコスト>にも寄与するバックライトとして、今回新たに開発したエッジ型CCFLバックライト(4G CCFL System)を、<エコ><ローコスト>が実現できる直下型CCFLバックライトと、<エコ><スリム>が実現できるLEDバックライトとの中間に位置づけ、ボリュームゾーンの32インチ型前後をターゲットにシステム提案しお客様へのソリューション提供を行っていきます。



<参考資料>

第4世代CCFL製品仕様

管径 管長 ガス圧 使用電流 寿命
φ4.0 26〜42インチ対応 *1) 20〜30Torr 20mA〜(従来比30〜%up) 30,000〜50,000時間(従来と同等)

*1)想定ガス圧…バックライト・ユニットの構成により決定

エッジ型CCFLバックライト・ユニットの構成

  1. CCFL(上下各1本)
  2. 導光板
  3. 光学シート
  4. 反射シート
  5. シャーシー
  6. ランプリフレクタ
(イメージです)

エッジ型CCFLバックライト仕様

光源 CCFL直管2本
バックライト(導光板)厚 5mm
バックライト消費電力 32w

以上

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