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2010年

LED駆動用IC「LC5200シリーズ」を発売
高耐圧(450V)のため降圧回路等が不要
点灯回路の部品点数を削減し小型化を実現

2010年1月19日

サンケン電気株式会社は、LED駆動用IC「LC5200シリーズ」(出力電流…0.5A<LC5205D>、1.0A<LC5210D>の2品種)を開発、サンプル出荷を開始しましたのでお知らせします。「LC5200シリーズ」は、高耐圧(450V)を実現したため、100Vや200Vの商用電源を降圧することなく入力可能で、降圧回路等が不要となり、LED照明の駆動部品点数を削減し小型化に貢献します。サンプル価格は150円(LC5205D)、200円(LC5210D)です。量産出荷は2010年2月を予定、当面月産10万個でスタートし、2011年春には月産50万個を見込んでいます。

1. 開発背景・製品概要

近年、白熱電球や蛍光灯の置き換えに、LED電球やLED蛍光灯などのLED照明が注目されています。

これらは、取り付けに際し、既存のソケットに取り付けるため、口金のサイズ、形状などに互換性が求められています。

一方、LED照明は白熱電球や蛍光灯と違い、商用電源の交流では点灯出来ず、直流が必要なため、商用電源を整流する回路が必要になり、また明るさを一定に制御する駆動回路も必要です。

加えて、これらの駆動回路に使用する駆動用ICの多くは、耐圧が低く、100Vや200Vの電圧を直接入力できず、駆動用ICの耐圧に合わせて20Vや50Vに降圧する回路も必要となり、部品点数が増加し、回路が大きくなる傾向がありました。

そこで弊社では、制御ICに高耐圧BCDプロセスを採用し、450Vの高耐圧を実現したことで、降圧回路が不要となったLED駆動用IC「LC5200シリーズ」を開発したものです。さらに「LC5200シリーズ」は、従来外付けしていたMOSFETも内蔵していますので、より部品点数の削減、回路の小型化が図れます。

「LC5200シリーズ」は通常の白熱電球の口金部分(E26タイプ)に搭載出来る小型な基板で回路が構成可能です。

2. 特徴

  • 高耐圧
    450Vmax
  • 小型パッケージ採用
    DIP8(樹脂部寸法:9.4×6.5×3.4mm)
  • 低オン抵抗MOSFET搭載
    3.5Ωtyp(LC5205D)、1.7Ωtyp(LC5210D)
  • 保護機能
    過電流保護機能、過熱保護機能、低入力電圧禁止機能
  • 外付け回路で様々なアプリケーションに対応
  • 入力電解コンデンサーレス駆動対応(駆動回路の長寿命化に貢献)
  • 力率改善アプリケーション回路(数点の部品追加で力率の向上が可能)
  • トライアック調光アプリケーション回路(既に設置済みの調光用設備をそのまま利用してLED照明に切り替えが図れる)

3. 用途

LED電球、ダウンライト、シーリングライトなどの20WクラスまでのLED照明器具

4. 仕様概要

項目 規格値 単位
LC5205D LC5210D
主電源電圧 450 V
出力電流 0.5 1.0 A
出力MOSFETオン抵抗 3.5typ 1.7typ Ω
許容損失 1.73 W

以上

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