2009年4月27日

プロジェクタのランプ点灯用IC
「SLA2600Mシリーズ」を開発
ランプ点灯回路の部品点数を約半分に削減、実装面積も約30%低減

 サンケン電気株式会社はこのほど、プリドライバICとMOSFET4個を1パッケージ化し、プロジェクタのランプの明るさを維持しながら、ランプ点灯回路の部品点数を約半分に削減、実装面積も約30%の低減が可能なランプ点灯用IC「SLA2600Mシリーズ(耐圧:250V、出力電流:7Aと14Aの2品種)」を開発、2009年5月初旬からサンプル出荷を開始しますのでお知らせします。サンプル価格は800円(税抜き)です。
  量産出荷は2009年秋を予定、当面月産3万個でスタートし、2011年度には月産10万個を見込んでいます。

 
1. 開発背景・製品概要
   プロジェクタのランプは一般に超高圧水銀ランプが使われており、ランプを点灯させるために適切な電圧を加える必要があります。近年は電圧を加える回路としてMOSFETを4個使用するAC駆動方式が主流になってきています。
一方、プロジェクタは小型化の要求が強く、部品の実装方法を工夫するなどの対応では限界もあり、部品点数の削減が求められています。
 弊社ではこのたび、AC駆動回路を構成するプリドライバICとMOSFET4個を1パッケージに搭載、さらに過熱保護回路を内蔵したことで、従来は外付けしていた温度検出用のサーミスタが不要になるなど周辺部品を含めたランプ点灯回路の部品点数を約半分に削減でき、実装面積も約30%の低減が可能なランプ点灯用IC「SLA2600Mシリーズ」を開発しました。
 さらに「SLA2600Mシリーズ」は、1パッケージ化したことで、外来ノイズによる誤動作や破壊などの影響を低減するとともに、保護機能も過熱保護に加え、制御電源電圧低下保護、貫通電流防止のデッドタイム機能などの豊富に内蔵しており、機器の信頼性向上に貢献します。
 
2. 特徴
 
(1) プリドライバICとMOSFET4個をSIPパッケージ(サンケン呼称:SLA)に1パッケージ化
(樹脂部寸法:31×16×5mm)。
(2) 低損失
低オン抵抗(110mΩ typ : 出力電流14A品、140mΩ typ : 出力電流7A品)のMOSFETを採用して低損失。
(3) CMOS(3.3V, 5V)入力レベル対応
5V系に加え、3.3V系CMOSからの信号を直接入力可能。
(4) 2つの入力信号で4つのMOSFETを制御
貫通電流防止のデッドタイム機能を内蔵し簡易な入力信号で動作可能。
(5) 各種保護機能搭載
・過熱保護機能
・制御電源電圧低下保護(UVLO)
(制御電源の電圧が低くなると動作停止する保護回路)
・貫通電流防止のデッドタイム機能
・シャットダウン機能付きFO端子
(保護動作時にフェイル信号を出力、また外部からのシャットダウン信号を入力可能な端子)
 
3. 仕様
 
項目 記号 規格値 単位
SLA2601M SLA2602M
MOSFET耐圧 VDS 250 V
出力電流 Io 14 7 A
出力電流(ピーク) Io(Peak) 28 14 A
出力MOSFETオン抵抗 RDS(ON) 110 140 mΩ(typ)
以上
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