2006年6月20日

屋外、FA機器内など厳しい温度環境(-5℃〜+50℃)で使用可能
UPS「FULLBACK SMU-HC601」発売
=厚さ2U・ラックマウントタイプの薄型、省スペース設計=

 サンケン電気株式会社は、一般品に比べ周囲温度が高範囲(-5℃〜+50℃)にわたる厳しい環境下でも使用可能なUPS(無停電電源装置)「FULLBACK SMU-HC601」(100V入出力、600VA・420W)を開発し、2006年6月26日より出荷開始することとなりましたのでお知らせします。価格はオープン価格で、初年度500台/年、2年目以降は1000台/年の販売を計画しています。 SMU-HC601の画像

1. 開発背景、製品概要
   UPSの使用環境は、その用途がコンピュータ電源のバックアップが主であることから、クーリングされたコンピュータルームと同一場所に設置されるケースが多く、これまでは比較的良好な温度環境での使用が多数を占めてきました。そのため、一般のUPSの温度仕様は0〜+40℃程度であるのがほとんどです。
 一方、昨今は、UPSの性能、機能の向上もあいまって、多種多様な負荷・用途へもUPSを用いて電源の高信頼化を図るケースが広がりつつあり、従来のように良好な設置環境だけではなく、たとえば道路上の屋外キュービクル内や、工場のFA機器内への設置など、最高温度が40℃以上になる厳しい温度環境下での導入も検討されるようになっています。
 そこで当社では、これらのニーズに応えるべく、バッテリおよび回路の改良を行い、周囲温度-5℃〜+50℃まで使用可能なUPS「FULLBACK SMU-HC601」(100V入出力、600VA・420W)を製品化したものです。
 「FULLBACK SMU-HC601」は、当社独自のパワーマルチプロセッシング方式(高効率常時インバータ方式)を採用、高精度(±2%)・高効率給電を行うとともに、停電時は無瞬断でバックアップ運転に切り替わる高信頼UPSです。
 またデザインはバッテリ内蔵の1BOX型(バッテリ-インバータ一筐体型)で、しかもEIA 19インチ2Uサイズのラックマウントタイプの薄型・省スペース設計(幅440mm×高さ88mm×奥行き450mm、質量:20kg)のため、高密度なラック内やキュービクル内などへの実装のしやすさとスペースの有効活用が行えます。
 
2. 特徴
(1) パワーマルチプロッセッシング方式採用で高信頼
当社独自のパワーマルチプロッセッシング方式(高効率常時インバータ方式)を採用し、高精度(電圧精度:±2%)・高効率給電の高信頼UPSです。
(2) 低〜高温まで対応する動作周囲温度
動作周囲温度は、-5℃〜+50℃(通常0〜+40℃)と広範な領域に対応。屋外設置のキュービクルや高温のFA機器内など厳しい環境下での使用が可能です。
(3) 広範囲の入力電圧範囲
入力電圧許容範囲が80V〜144Vと広範囲なため、電圧変動などが頻繁な電源事情の悪い環境でも不必要にバッテリ運転に切り替わることがなくバッテリの劣化を抑制します。また出力電圧は100V±2%の精度で補償します。
(4) バッテリ内蔵の1BOX型。厚さ2Uの薄型・省スペース設計
インバータとバッテリ一体の1BOX型で、かつ幅440mm×高さ88mm×奥行き450mmと、EIA 19インチ2Uサイズのラックマウントタイプ(質量:20kg)。高密度なラックやキュービクルなど狭小なスペースを有効に活用することができます。
(5) 入出力とも端子台方式
入力、出力とも端子台接続のため、コンセント式に比べ、屋外キュービクル内など、狭い設置スペースでの電源線の取り回しや配線工事が容易に行えます。
(6) 高調波抑制
入力部は電源高調波を発生させず、同電源系統へ影響を与えません。
(7) バックアップ時間延長が可能
バックアップ時間は標準タイプ(10分)のほか増設バッテリにより30分、60分の延長が可能です。
(8) Windows標準装備の「UPSサービス機能」に対応
RS-232Cポートを標準装備し、Windows標準装備の「UPSサービス機能」に対応。停電時の自動シャットダウンが可能。
(インターフェースケーブル標準添付)※標準OS:Windows NT、2000、XP
以上
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